『Biz流』スポーツチームのスムーズな運営方法 ~スポーツチーム運営の問題、解決します~

スポーツチーム、クラブ、団体を運営していく中でのトラブルを未然に防ぐための心構え、対処法を発信していきます。

【ミニバス】監督の暴言がひどすぎるんです・・・という相談

こんばんは。当ブログの管理人Bizです。

 

 

 

 

だんだんと秋めいてきましたね。季節の変わり目です。皆様どうかお体ご自愛ください。

 

 

さて、それでは今回の本題です。 

 

 

  

 

突然の相談

 

 

 

 とあるミニバスクラブに在籍している、子供の保護者からの相談でした。

 

『ミニバスの監督の暴言がひどすぎて困っています』という内容。

 

この相談内容は、ミニバスに限定した話ではありません。何かしらのスポーツチーム、クラブ、団体等に所属している保護者の方やチーム関係者から、この『監督の暴言』に関しては本当によく聞く内容です。

 

相談いただいたのはミニバスに在籍している保護者からでしたが、どの団体・クラブでも起こり得ることです。

 

では、どの程度の暴言なのか、監督の為人ははどうなのか、周りもみんなそう感じているのか等をもう少し具体的に書いていきます。

 

  • 【暴言】・・・・・・・アホ/役立たず/ごみ以下/〇ね/こ〇すぞetc
  • 【チーム】・・・・・・地区大会1,2回戦レベル
  • 【人数】・・・・・・・全体で15人程/創部7年(その当時です)
  • 【監督】・・・・・・・立ち上げに関わった人/頑固/すぐ怒鳴る

 

簡単にまとめると上記のような内容でした。ただ、これはあくまでも相談してきた保護者からの一方的な話しか聞いておりませんので、これが全てではないこともあろうかと思います。先にそのことをご理解ください。

 

これだけを見ていると、「なんてひどい指導者だ!!」と文字も赤色にして言いたくもなりますが、この考え方は注意が必要です。

 

先入観をどうするか

 

 

前述したように、あくまでも『片方の意見』しか聞いていません。これで人を判断してしまうと大きな落とし穴に落ちることがあります。どうしても目の前にそろっている情報だけを鵜呑みにして、物事の善し悪しを判断してしまいがちですが、それは少し立ち止まってください。

 

先入観で物事を判断してしまうと、その後は冷静で建設的な話し合いになりにくくなります。チーム内でこのような問題が起きたときは、とにかく『片方の意見』で判断しないように心がけましょう。

 

大事なこと  ➡  先入観を捨てる

 

 

誰が第一優先??

 

 

 

今回の相談で私は、「まず第一に、その暴言を吐かれている子供がどう感じているかを聞いてください」と伝えました。忘れてはいけないのは、プレイヤーはあくまでも子供だということです。まずは子供の意見を必ず聞いてください。監督に言われたことを、保護者が思っているのと同じように子供が感じているのかどうか。親が抱いている感情と子供が抱いている感情は異なることが多々あります。本当に暴言があったとしても、子供と監督の間に強い信頼関係が構築されていれば、子供は傷ついていない可能があります。主役を差し置いて話を進めてはいけません。

 

大事なこと  ➡  第一優先は子供の意見

 

話を通す順番

 

 

 

次に私は、「保護者代表を通じて、保護者全員の意見をヒアリングし、半数以上の保護者から暴言に関して反対意見が出たのなら代表を通じて意見を伝えてみては?」とお答えしました。

 

ここで大事なのは、必ず代表や会長を通すということです。子供たちがそうであるように、それをサポートする保護者もチームなのです。大人ですから、きちんと道筋を立てて話し合いに持っていきましょう。

 

代表を通して監督に意見を言ってもらった場合は、しばらくの間様子をみてください。もしかしたら、なにかしら変化が見られるかもしれません。それでも全く変わらず、子供たちに相も変わらず暴言を吐き続けるのであれば、保護者会を開いてもらい、監督にも同席をお願いするべきです。

 

ただし、ケンカ腰で監督を否定しにかかってはいけません。話し合いというものは、感情的になってしまったらそこで終わりです。あくまでも冷静に。それでも解決しない場合や、話し合いの場を監督が拒んだりした場合は、子供ともよく相談し、退部も視野に入れてもいいかと思います。ただ、子供がしっかりと納得しているのかは常にコミュニケーションをとって確認して下さい。

 

 

大事なこと       ➡️       代表を通じて話をしてみる

 

 

まとめ

 

 

指導者や監督も人間です。そして保護者もプレイヤーも人間です。納得のいかないことがあれば、不満を覚えることもあるかもしれません。

 

 

大事な事は、とにかく『話し合いをする』ことです。それなくして解決はありえません。そしてその話し合いの主役はあくまでも子供です。そのことを忘れず、話し合いに臨んでください。

 

 

そのことを決して忘れず、お互い冷静に話をし、いい方向へ向かっていければいいと思います。今回は【ミニバス】に携わる保護者の方からの相談でした。

 

何かのお役に立てれば幸いです。

 

                                Biz 

 

 

初めまして

 

初めまして。当ブログ管理人のBizです。

 

初めに自己紹介させてください。

 

私は、10年間、ある地域で小学校のバスケットボールチーム(以降ミニバスと表記します)の指導者をしていました。昨年、信頼のおける後継者にその道をお任せし、現在は審判員として活動しております。

 

 

 

さて、その私がなぜこのブログをたちあげたのか。それは、『チーム運営の大変さ』知っているからです。

 

 

今日、少子高齢化が進む中で、ことミニバスに関しては全国的に見てもチーム数が年々減っています。もちろん人数がいないということも理由なのですが、もう一つ大きな理由として、チームと指導者との『トラブル』があげられます。

 

 

どのようなトラブルがあるのかということに関しては、今後実体験を元にこのブログで発信していきたいと思います。トラブルを未然に防ぐ方法、起きたときの対処法。それらを私なりにお伝えできればと思いブログを立ち上げました。また、考え方などの参考になった書籍などもご紹介できればと思っております。

 

 

私が指導者をしていた10年間の間に、実に多くの指導者、保護者の方たちから相談を受けました。それはミニバスに限った話ではなく、野球・ソフト・バレー・サッカー等、様々なスポーツチームに関係している方たちからです。

 

 

それらたくさんの相談の解決を手伝っている中で行き着いた答えは、『チーム運営の仕方は基本的にすべて同じ』いうことです。

 

私の極論は、スポットライトが当たるのはプレイヤーでなければならないと考えています。選手・指導者・支持者のバランスをうまく保つことができれば、スムーズにチーム運営を行うことができ、選手にもいい環境を提供できます。

 

 

これ以上、『トラブル』が原因でプレイヤーがスポーツをすることができる環境がなくなったりしないようにとの思いで、このブログを綴ります。ですので、このブログにおいては各種スポーツの技術向上のためのテクニック紹介のような記事はほとんど書くつもりはありません。あくまでも、組織としてのチーム運営に関して書いていきます。

 

 

また、チーム運営に関して相談がある方はぜひご連絡ください。少しでもお力になれればと思っています。

 

 

最後に、このブログで今後紹介していくであろう事例は、実体験に基づくこと、相談を受けたことを元にしていきます。ですが、決して他者を誹謗中傷するためのブログではないことをご理解ください。

 

 

そしてチーム運営というジャンルの性質上、トラブルがどこで起きていたのかが察知されるようなワードは使用いたしません。詮索等することもやめてください。マナーを守っていただければ幸いです。

 

 

それでは、今後も末永くお願いいたします。

 

 

                              Biz